





溶け出したかのような開いた口に特徴があるガラスの器。
ややこぶりでキャンディポットとしても利用できるサイズ。
厚みのあるガラスはオパック(半透明)で優しい陰影と奥行きをもたらし、小さいながらも存在感溢れる作品。
スウェーデンの最高級ガラスを原材料に那須の二期倶楽部ビオトープ工房で制作。作家所蔵の作品、現品一点のみ。1992年に発表したテーブルウェアシリーズのプロトタイプです。
◎ ニックネームの「キャンデーポット」は、麹谷氏が師事し親交の厚かった昭和を代表するグラフィックデザイナー、田中一光氏の命名。
サイズ:開口 約14cm、高さ 約13cm
素材:スウェーデン製ガラス
色:透明に金の粒がところどころに散っている。
*麹谷 宏 Hiroshi Kojitani グラフィックデザイナー
1972年「自然はおいしい・農協牛乳」を世に問うて自然ブームを誘発。
1982年「無印良品」創案に参画し、時代のライフスタイルを提案する。
1985年ボージョレ・ヌーボーの日本導入にアイデアを提供し成功に導く。
1995年ヴェニス・ビエンナーレで縁を得てムラノ島でガラス制作開始。
2000年フランス政府より「農事功労章シュヴァリエ勲章」を受勲。
1966年ニューヨーク・サンフランシスコ。1967~1970年にフランスから招かれてパリに暮らす。滞在中にフランス国中をくまなく旅して多くの地酒と蔵人に出会い、ワインに開眼。